黄旗提示中のDRS禁止が明文化

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ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)
ミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG) 全 6 枚 拡大写真

後続車にオーバーテイクするチャンスを広げるためのデバイス、DRSの運用が変更になった。黄旗掲出中の使用が禁止されることが即時発効されている。

ヨーロッパGPの最終ラップでミハエル・シューマッハ(メルセデスAMG)がDRSを黄旗中に使用したとされる一件を受けての対応策だ。ヨーロッパGPをポディウムフィニッシュで終えたシューマッハは直ちにスチュワードの呼び出しを受けたが、黄旗を受けて彼が十分に減速しており、DRSを作動させた事実は認められたものの、直ちにDRS使用を止めているとして処分は科されなかった。

スペインGPでは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)とフェリペ・マッサ(フェラーリ)が黄旗中のDRS使用で処分を受けているため、ドライバーの間で批判的議論が起こっていた。競技車両を監視するチャーリー・ホワイティングの出した結論は、ドライバーは十分に減速したことを明示することが重要で、KERSやDRSを使ったかどうかの重要性は副次的であると明言した。

ただし、こうした状況下での誤認を防ぐ意味で今後の全てのレースでDRSゾーンに黄旗が出ている場合は、DRS作動そのものを禁止するとFIAは表明した。

今回の発表前にシューマッハは、黄旗中にドライバーが減速さえすればそれ以上の問題はないという見解を語っていたが、FIAの決定もほぼ彼の主張を受け入れつつ、今後は、面倒なプロテストが出ないようにDRSは動かさないようにしようと表明した格好である。

《編集部》

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