スパンション、音声認識の応答時間を50%短縮するコプロセッサを開発

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スパンションのチップ(参考)
スパンションのチップ(参考) 全 1 枚 拡大写真

スパンションは、業界初となる音声制御アプリケーションに特化したヒューマン・マシン・インタフェース(HMI)コプロセッサ「アコースティック・コプロセッサ(ACP)」を発表した。

Nuance Communicationsの音声認識エンジンをベースとした製品で、より広範な音声データベースを網羅することで、自動車、ゲーム、デジタル家電製品などで使用される音声インタフェースの応答時間と精度を大幅に向上する。

ACPは、カスタム設計のロジックと高速メモリで構成しており、音声によるHMIを高速化し、CPUの音声処理にかかる負荷を軽減する。

従来のユーザインタフェースは、汎用ハードウェア、ソフトウェアに依存してきた。ACPは、カスタム設計のロジックとハードウェアをNuanceの「VoCon」ソフトウェアエンジンに統合する、アプリケーションに特化したアプローチを初めて採用、音声などのナチュラルユーザインタフェースに専用のリソースを提供する。

従来のシステムより応答速度を50%向上、アプリケーションプロセッサの負荷も最大50%低減される。製品は、日本語を含む多言語、男女の区別や抑揚などの音調言語をより広範に網羅したデータベースをサポートし、正確さと自然言語理解を向上するとしている。

自動車市場では、音声を利用することでドライバーが携帯機器の操作に気を取られたり、ハンドルから手を離すなどの危険な行為を抑制し、より安全でスマートな運転環境を実現できる。

デモ用プラットフォームは、現在、大手自動車メーカー数社による評価が行われており、第3四半期にサンプル出荷する予定。

《レスポンス編集部》

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