JAL、航空機による大気観測プロジェクトを特別塗装機でアピール

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JAL「航空機による大気観測プロジェクトCONTRAIL」の特別塗装機
JAL「航空機による大気観測プロジェクトCONTRAIL」の特別塗装機 全 2 枚 拡大写真

日本航空(JAL)は、「航空機による大気観測プロジェクト CONTRAIL」の特別塗装機によるフライトを7月25日より開始する。

同プロジェクトでは、1993年より旅客機定期便による大気観測を開始。2005年以降は、JAL、日航財団、国立環境研究所、気象庁気象研究所、ジャムコが参加する共同研究プロジェクトCONTRAILとして活動してきた。

現在はJALのボーイング777-200ER型機(4機)により、JAL路線網を活用。上空大気中の二酸化炭素濃度を測定し、地球規模での長期的な環境変動を監視する研究を行っている。プロジェクトでは、2011年10月までに、のべ約6000フライトにおいて、世界55空港での1万1500件以上の大気鉛直分布を含む、貴重なデータを取得している。

民間航空機で上空の二酸化炭素濃度を連続して観測するプロジェクトは世界初であることから、これらのデータは、国内外の研究者から高い評価を得ており、「CONTRAILデータ」として世界中で活用。現在の地球温暖化をはじめとする気候変動メカニズムの基礎となる、地球上の炭素循環を解明する研究に活かされている。

今回、フライトを開始するCONTRAILの特別塗装機は、機体後部にプロジェクトのロゴマークを配置するとともに、「この飛行機は上空のCO2濃度を観測しています」という文面を表記。主に東京(羽田)とパリ・サンフランシスコ・香港を結ぶ路線をフライトし、環境研究への取り組みを国内外へアピールする。

《纐纈敏也@DAYS》

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