豊田自動織機は、同社の製造する樹脂パノラマルーフが、6月に欧州で発売されたトヨタ『プリウス+』に採用されたことを発表した。
今回、欧州向けに標準装備として採用された樹脂パノラマルーフは、世界最大面積(1.6平米)を誇る樹脂ウインドウ。大型樹脂製品でありながら、ひずみやむらのないガラス同等の美しい表面品質を実現し、高い耐久性能を確保している。
樹脂パノラマルーフは、ガラス製ルーフと比べ、約8kg(40%)の軽量化を実現。CO2排出量の低減に貢献するほか、優れた開放感を実現することで、太陽光を車室内に取り入れたいという欧州の市場ニーズに応えている。
同社では、樹脂パノラマルーフの生産を2011年3月より森岡事業所(愛知県東浦町)でスタート。今回の欧州市場向けの供給開始に伴い、2012年3月より増産を図り、累計生産台数2万台を達成した。