昭和電工、樹脂複合材事業を再編…リチウムイオン電池強化

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昭和電工は、樹脂複合材用カーボンナノチューブ(CNT)事業を効率化するため、製品グレードを繊維径約150nmのVGCF-Hに特化すると発表した。

樹脂複合材用途で供給してきた繊維径約15nmのVGCF-Xは、今後マーケティング活動を停止する。同社CNTの主力であるリチウムイオン電池向け事業は、成長・育成分野の中核事業として今後も注力する方針だ。

同社はCNTの一種であるVGCFの設備を川崎事業所内に設置、リチウムイオン電池の正・負極添加剤用に販売してきた。その後、より分散性を改良したグレードであるVGCF-Hの販売を開始し、リチウムイオン電池用はこのHグレードに統合している。

リチウムイオン電池用途向けのCNTの販売は、順調に増加していることから、川崎事業所の年産能力についても当初の40tから、現在は200tまで順次増強している。

また、樹脂複合材用途に関しては、3月に用途に開発したグレードであるVGCF-X専用の年産能力400tの量産設備を大分コンビナート内に設置した。今回、脂複合材事業をHグレードに特化することから設備は今年6月までに休止している。

《レスポンス編集部》

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