amsは7月31日、電動スクーターの充電状態(SOC)を表示可能にするシンプルな電流・電圧測定リファレンスデザインを開発したと発表した。
12Vの鉛蓄電池4個を使用する電動スクーターは、バッテリーの出力電圧がSOCとは非線形関係にあり、負荷に応じて著しく変化する。そのため、電圧計の目盛りは正確性に欠ける傾向にある。
今回同社が開発したバッテリー残量ゲージのリファレンス回路は、AS8510センサーインターフェースを採用。データの収集と変換を一つのチップに統合し、広いダイナミックレンジの電流・電圧を実質的にオフセットのない状態で測定。低コストで、充放電サイクルや動作温度範囲に左右されない正確な電圧・電流の測定を導入することが可能になる。
主要部品のBOM(部品)コストは約3.70米ドル(約300円)。