【クラリオン NX502 インプレ後編】低価格モデルとは思えない多彩さを揃えたガイドブックナビ

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フリック操作に対応するが、モニターは静電容量式ではなく感圧式。スマートフォンに慣れていると違和感を覚えるかも。
フリック操作に対応するが、モニターは静電容量式ではなく感圧式。スマートフォンに慣れていると違和感を覚えるかも。 全 12 枚 拡大写真

ポータブル型ナビ並の身近な価格を実現しながら、AV一体型ナビの魅力を兼ね備えたモデル、それがクラリオン『NX502』だ。本機は紙地図で有名な昭文社の子会社が提供する「マップルナビ3」を搭載して好評だった『NX501』の後継モデルで、7月現在、最新の「マップルナビ4」を搭載する唯一のモデルでもある。インプレの後編ではハードウェアの基本性能とナビゲーションの使い勝手について解説しよう。

【画像全12枚】

◆精細感のあるディスプレイ、AV機能も必要十分

ハード面でのスペックは従来型「NX501」からのものを基本的に踏襲している。静電タッチパネルを採用した6.2型ワイドVGAモニターや、本体左側に大きなダイヤルスイッチ、メニューボタン、microSDカードスロットなどを配置するレイアウトにも変更はなく、8GB・マイクロSDカードに地図データを収録しているのも同じだ。外部接続するワンセグチューナーも付属する。

モニターはワイドVGAで解像度が高く、視野角もまずまず。7型以上がほとんどとなっている最近のナビ事情からすれば画面サイズこそ小さめに感じるが、解像度が高い分だけ情報が鮮明に読み取れる。むしろ、効率の良い画面デザインが見やすさを感じさせるほどだ。また、表示される情報も画面右下の「画面切替」ボタンによってワンタッチで見たい情報に切り換えられるのも便利に思えた。

ルート案内中は一般道を黄色で、高速道を水色で表示。画面右側には交差点ごとの情報が一覧表示され、車線ガイドの表示も一目で把握できるようになっている。交差点拡大図で色使いがやや多過ぎる気もするが、案内情報は十分な内容と言っていいだろう。高速道路上では画面右側にインターチェンジやSA/PAの情報をリスト表示し、SA/PAに近づけばその施設の配置情報が案内される。これらは従来から継承されたイイ部分だ。

◆メモリーナビならではの軽快感

一方通行表示は50mスケール以下で表示し、これは標準的なスペック。ただ、市街地図表示は関東及び関西地区、名古屋地区の一部に限られ、その情報も一般住宅の家形図を表示するまでには至っていない。8GBのマイクロSDカードに観光情報をはじめ、「ぬけみち」情報までも収録したことで、制約が出てしまった可能性はある。また、測位がGPSのみとなるため、ビル街での誤差はある程度出ることは覚悟すべき。郊外での利用を基本とすることをオススメする。

スムーズな動作は本機の特筆すべき良い点だ。ルート探索は長距離でも数秒で終えるし、地図のスクロールでもストレスを感じさせないスムーズな動きを見せる。目的地を検索するにもサクサクと動き、これは使い勝手にも大きなプラスとなるのは間違いない。NX502が基本スペックとして持つフリック操作にもメインメニューで対応し、スマホに使い慣れた人でも違和感なく使いこなせることだろう。

◆低価格モデルとは思えない多彩さ

NX502の魅力は多彩な対応を実現したAV機能にもある。DVD(VRモードには非対応)/CD再生、USBメモリーに保存した音楽・動画ファイルの再生、Bluetoothオーディオの再生、iPod/iPhoneはオーディオ・ビデオの再生に加え、ワンセグ受信には付属チューナーの接続で対応する。その他、Bluetooth携帯電話のハンズフリー通話やBluetoothオーディオのワイヤレス再生ができるのもメリットだ。低価格モデルとは思えない多彩さを備えていると言っていいだろう。

繰り返しになるが、価格はほぼポータブル型ナビ並み。にもかかわらずこの充実した機能はまさに驚異的。スムーズな動きは初めてカーナビを使う人にとってもありがたいし、何よりも旅に役立つ充実したガイド情報はガイドブックなしで出掛けたても「何とかなる!」強みを発揮する。身近な価格で実用的なナビが欲しい人に打って付けの一台となるのは間違いない。

《会田肇》

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