7月のスズキのインド新車販売、暴動の影響で伸びが鈍化

自動車 ビジネス 海外マーケット
マルチスズキ・エルティガ(デリーモーターショー12)
マルチスズキ・エルティガ(デリーモーターショー12) 全 3 枚 拡大写真

インド新車市場でトップシェアを誇るスズキのインド子会社、マルチスズキは8月1日、7月のインド新車販売の結果を公表した。輸出を含めた総販売台数は、8万2234台。前年同月比は9.2%増と6月の20.3%増からは鈍化したものの、2か月連続で前年実績を上回った。

画像:スズキ エルティガ

8万2234台の販売台数の内訳は、インド国内が7万1024台。前年同月比は6.8%増と2か月連続で増加した。輸出は1万1210台。前年同月比は27.4%増と、2か月続けての前年実績超えだ。

車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『Aスター』などが、合計で5万6851台を販売。前年同月比は8.3%増と、2か月連続のプラスとなった。

一方、Aセグメントの下に位置するCセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が6879台を販売。前年同月比は48.6%減と、13か月連続で落ち込む。

SUVやMPVなどのBセグメントでは、新型コンパクトMPVの『エルティガ』を4月に投入した効果が出て、トータルで7294台を販売。前年同月実績に対して、11倍以上もの伸び率を記録している。

マルチスズキのマネサール工場では7月18日、従業員による大規模な暴動が発生。工場は設備が破壊されたため、現在も操業を停止している。7月のインド国内の新車販売の伸び率が、6.8%増と低成長にとどまったのは、その影響が大きい。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  2. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、11月10日にタイで世界初公開へ
  5. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る