7月のスズキのインド新車販売、暴動の影響で伸びが鈍化
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8万2234台の販売台数の内訳は、インド国内が7万1024台。前年同月比は6.8%増と2か月連続で増加した。輸出は1万1210台。前年同月比は27.4%増と、2か月続けての前年実績超えだ。
車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『Aスター』などが、合計で5万6851台を販売。前年同月比は8.3%増と、2か月連続のプラスとなった。
一方、Aセグメントの下に位置するCセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が6879台を販売。前年同月比は48.6%減と、13か月連続で落ち込む。
SUVやMPVなどのBセグメントでは、新型コンパクトMPVの『エルティガ』を4月に投入した効果が出て、トータルで7294台を販売。前年同月実績に対して、11倍以上もの伸び率を記録している。
マルチスズキのマネサール工場では7月18日、従業員による大規模な暴動が発生。工場は設備が破壊されたため、現在も操業を停止している。7月のインド国内の新車販売の伸び率が、6.8%増と低成長にとどまったのは、その影響が大きい。
《森脇稔》