日産 パスファインダー 新型、正式発表…燃費は30%以上向上

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新型日産 パスファインダー
新型日産 パスファインダー 全 8 枚 拡大写真

日産自動車の米国法人、北米日産は8月3日、2013年モデルとしてモデルチェンジを受ける新型『パスファインダー』を正式発表した。

初代パスファインダーは、1986年にデビュー。『テラノ』の北米・中東向け仕様が、パスファインダーを名乗った。新型は4代目。2012年2月、シカゴモーターショー12に出品された『パスファインダー コンセプト』の市販版だ。

新型は、サイドのキャラクターラインが目を引くエアロダイナミクスフォルムが特徴。また、インフィニティ『JX』と同じ、新世代シャシーを導入。軽量化にも取り組み、先代比で最大227kgもの軽量化を達成した。車両重量は、最も軽い仕様で1880kgに抑えられる。

パワートレーンは、3.5リットルV型6気筒ガソリンエンジンの改良版に、新世代CVTの「エクストロニック」を組み合わせた。最大出力は260psを発生。米国EPA(環境保護局)燃費は、平均で市街地が8.5km/リットル、高速が11km/リットル。北米日産によると、燃費は先代比で最大30%以上向上しており、クラス最高の燃費性能を実現したという。

室内は、ファミリー層を意識した3列シート、7名乗りの空間。米国ではミッドサイズに分類されるSUVでありながら、フルサイズ車に匹敵する快適性を追求した。

2列目シートは、クラス最大級のスペースを確保。簡単に折りたためる構造として、3列目シートへのアクセス性を高めている。また、2列目に装備したチャイルドシートはそのままに、3列目シートに乗降できる60対40分割セカンドシートには、「チャイルドシートモード」が備わる。

オプションで、レザーシートを用意。1列目にはヒーター&クーラー機能、2列目にはヒーター機能が装備される。さらに、「トリゾーン」と名付けたエンターテインメントシステムも用意。ヘッドレストモニターや13スピーカーのBOSE製オーディオなど、後席乗員向けの快適装備を充実させた。

新型パスファインダーは今秋、米国市場で発売される予定。北米日産のアル・キャスティグネッティ副社長は、「新型『アルティマ』に続く主力車のビッグチェンジ。たくましいデザインに、クラス最高の燃費性能を実現した」とコメントしている。

《森脇稔》

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