コスモ石油、アスファルト漏洩事故の原因調査と今後の方針を公表

自動車 ビジネス 企業動向
コスモ石油、アスファルト漏洩事故の原因調査と今後の方針を公表
コスモ石油、アスファルト漏洩事故の原因調査と今後の方針を公表 全 1 枚 拡大写真

コスモ石油は、6月28日に千葉製油所で発生したアスファルト漏洩事故での原因調査の経過と今後の方針を公表した。

これまでの調査によると、6月14日からタンク内で固化していたアスファルトの昇温作業を行っていたところ、6月28日7時18分頃、タンクの上部(屋根板と側板の溶接部)が開口し、アスファルトが漏洩した。漏洩したアスファルトの多くは、アスファルトタンク敷地内にとどまったが、排水溝を通じて一部が海上へ流出した。

事故直前にタンク上部からの水蒸気の発現が目撃されていたため、タンク内に水分が混入していたことを想定、タンクのアスファルトに水を加え、加温する実験を行ったところ、水の沸騰に伴いアスファルトが噴き上がることを確認した。

タンクの残留アスファルト、飛散したアスファルトを分析した結果、熱による変質、酸化は確認されなかったことから、水蒸気に関連してタンク上部が開口したと推定され、内容物が爆発や燃焼した可能性は極めて低いとしている。

今後、漏洩事故発生時からアスファルトの海上漏洩までを検討範囲として推定の実験やシミュレーションを行うとともに、事故原因の究明と再発防止策を引き続き検討する。

具体的には、事故発生前後のタンクの状況確認と検査、タンクに水分が混入し、タンク上部の開口に至った経緯と原因の調査、アスファルトの一部が海上へ流出した経緯と原因の調査と、これらの再発防止策を策定する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る