HRT「今はポテンシャルの50%しか出せていない」

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
HRT(F1バーレーンGP)
HRT(F1バーレーンGP) 全 3 枚 拡大写真

HRTのチーム代表ルイス・ペレス−サラは、マシンが本来のポテンシャルの50%しか出せていないことを認めた。主要な開発ポイントはエアロダイナミクスだそうだ。

【画像全3枚】

2012年中のマドリードへの本拠地移転にあたり主導的役割を果たしたペレス−サラは、F112の信頼性の高さは、今後のアップグレードのベースとして役立つと主張する。

「総合的に見てF112のリザルトは、開幕当初の混乱なども条件に加えれば決して悪くないと思っている。冬の間は完成すら危ぶまれながら、ほとんど細部を検討する時間もないまま引渡しから開幕へと押し流された。正常な進行ではなかったし、プロジェクトに関係する様々な当事者を調整しながら、ハンディキャップを縮めて行くというのは容易な道のりではなかった」

「様々な障害を考えれば、F112のリザルトは悪くはない。開発のベースとしては扱いやすく、この点が最大の取り柄だと私は考える。メカニカルなパートが頑丈で信頼性が高いから、開発の余地が大きい。敢えて言うと、開発の度合いはまだポテンシャルの50%に届いた程度で、エアロダイナミクスを中心に50%は手付かずのまま残っている」

今季後半の目標は、107%ラインの確実な通過だそうだ。

「現状の信頼性を維持したまま、あと少しパフォーマンスが伸びれば大成功だと私は思っている。夏休み明けに投入するエアロパッケージの成果には大いに期待している。予選タイムは104〜105%をクリアしながら2013年への備えに取り組みたい。チームのデザイン部門、エアロ部門はカハマヒカに移転したがまだ完全に機能を発揮していない。新ファクトリーの本格稼動も重要な課題のひとつだ」

《編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  3. 米倉涼子と覚醒剤オトコとヤナセの関係---『FRIDAY』
  4. トヨタとパナソニックの合弁、新型リチウムイオン電池生産開始…レクサス『RZ』やスバル『ソルテラ』に搭載
  5. RAYSからコスパ最強シリーズ「RSS」が爆誕!“各車種専用設計”でもうホイール選びは迷わない、冬も夏も即戦力だPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る