フランス、EUに韓国車の輸入規制を要求

自動車 ビジネス 企業動向
ヒュンダイ・iX35
ヒュンダイ・iX35 全 2 枚 拡大写真

世界の新車市場で勢いを増している韓国のヒュンダイモーターと、その傘下のキアモーターズ。両社のシェア拡大により、フランスの自動車産業が打撃を受けたとして、フランスがEU(欧州連合)に対し、韓国車の輸入規制を求めていることが判明した。

これは、EUが声明の中で明らかにしたもの。EUはこの声明において、「フランス当局からEUに対して、韓国車の輸入事前監視措置を導入するよう要請があった」と認め、「EUはその要求内容を精査している」とコメントしたのだ。

フランスの主張は、韓国車の販売台数が増えていることにより、自国の自動車産業が打撃を受けている。よって、韓国車の輸入規制を導入すべき、というもの。

実際、欧州の信用不安の影響はあるものの、フランスの自動車大手、PSA(プジョーシトロエン)やルノーは、欧州での新車販売で苦戦。PSAはフランス国内において、人員削減を含む大規模なリストラ策を発表したばかりだ。

EUと韓国はFTA(自由貿易協定)を締結し、2011年に発効。以来、欧州全体での韓国車の新車販売は、20%以上の高い伸びを示している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る