NKSJの第1四半期決算…343億円の最終赤字に転落

自動車 ビジネス 企業動向

NKSJホールディングスが発表した2012年4~6月期(第1四半期)連結決算は、大型自然災害発生に伴う保険金の支払いが増加した上、株安などで有価証券評価損を計上したことで343億円の最終赤字となった。前年同期は120億円の黒字。

国内損保事業の正味収入保険料は、新車販売の増加や保険料率改定効果などで5015億円と前年同期に比べ2.6%増えた。一方、4月の爆弾低気圧や5月の竜巻などの発生により、自然災害で支払った保険金が171億円と前年同期の9億円から大幅に拡大したことで、損保本業の損益を示す保険引受損益は26億円の赤字になった。

さらに有価証券評価損として731億円を計上したことで最終赤字に転落した。通期の業績予想は据え置き、240億円の最終利益を見込んでいる。

傘下の中核会社の第1四半期最終損益は、損害保険ジャパンが221億円の赤字(前年同期33億円黒字)、日本興亜損害保険が101億円の黒字(同68億円黒字)だった。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  2. ホンダのSUV『パスポート』、オフロード性能を極めるコンセプトカー提案…SEMA 2025
  3. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. アウディ『A2』が21年ぶりBEVで復活へ! 現ラインナップ2車種の後継に
  5. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る