ベルガー、F3の改革とF4カテゴリー創設を提唱

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ゲルハルト・ベルガー
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FIAのシングルシーター委員長であるゲルハルト・ベルガーが、現行のフォーミュラ構成の改革の必要性を主張している。若手を対象としたフォーミュラが多過ぎて、かえって若いドライバーが段階的にキャリアを積み上げる上で障害になっており、特に改革が必要なのはF3だと語る。

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F3の場合、各国ごとの選手権の数が多くレギュレーションもまちまちなため、若手ドライバーの実力が評価し難いという問題が顕著だそうだ。

「当面の急務はF3の改革だよ。私はこのクラスが若手にとって最も重要なフォーミュラだと考えてきた。あるドライバーの才能を具体的に数量的に評価できる最初のステップだと言える。ところが現代ではF3の中に細かなチャンピオンシップが沢山存在する。私が今のポジションに就いて最初に手がけたのがFIA ヨーロッパF3選手権の創設だ。既得権益を持つフォーミュラ関係者には不評だが私はそんなことは気にしない。われわれに必要なのは新しいプラットフォーム、新しいチャンピオンシップなんだ」

「改革は順調に進んでいる。各国内選手権のレギュレーションを統一して強化することが重要だ。今は計画段階で時間はもう少しかかるだろう」

もうひとつ、ベルガー提案の目玉というべきなのが初等フォーミュラの改革だ。

「カートとF3の間をつなぐ存在が欠けていると感じている。それをF4と呼んでも良いだろう。実はこの部分もすでに検討中で、極端に高度ではなく、なおかつある程度の難しさを備えたフォーミュラにしたいと考えているんだ」

《編集部》

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