ダイハツ コペン、次期型見据え生産終了へ

自動車 ビジネス 国内マーケット
ダイハツ・コペン10thアニバーサリーエディション
ダイハツ・コペン10thアニバーサリーエディション 全 6 枚 拡大写真

ダイハツが2002年に販売を開始した軽オープンカー『コペン』。軽自動車としては世界初の電動開閉式ルーフを備えるなど、根強い人気を誇っていた同車の生産が8月31日をもって終了する。

【画像全6枚】

コペンの生産終了がアナウンスされたのは4月2日。同時に発売された特別仕様車「10th アニバーサリーエディション」は、発売後わずか2週間足らずでオーダーストップするほどの売れ行きを見せたという。現在は、通常モデルを含むほとんどの在庫車が予約完売しており、今後新車でコペンを手に入れるためには、キャンセル待ちに期待するしかない状態となっている。

同社広報部は、コペン生産終了の理由を「少量生産でありながら販売台数が減少してきたことから、発売から10周年という節目を迎えたこのタイミングでの生産終了を決断した」と説明する。実際に、最上級グレードで200万円を超すなど軽自動車としては最も高額な価格帯に位置するコペンは、大きな販路を見出しにくかった。

また、同社広報部は「(生産終了とは)直接の関係はない」としたものの、一旦コペンの生産を打ち切ることで、後継モデルに向けて開発陣の一新を図ったとの声も聞かれる。その真偽は定かではないが、昨年の東京モーターショー11ではコペンの後継車とも思われる『D-X』が展示されるなど、ダイハツは新たな小型スポーツカーの開発に着手していることは間違いないようだ。

現役唯一の「軽オープンカー」として、販売実績以上にわれわれの記憶に残るコペン。次期型を見据えつつ、間もなくその生産が終了する。

《瓜生洋明》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 放置した夏の汚れがニオイに変わる前に! プロ目線で学ぶ車内清掃の正解~Weeklyメンテナンス~
  3. 名車復活! ホンダ『CB1000F』11月14日発売が決定、価格は139万7000円から
  4. RAYSからコスパ最強シリーズ「RSS」が爆誕!“各車種専用設計”でもうホイール選びは迷わない、冬も夏も即戦力だPR
  5. 米倉涼子と覚醒剤オトコとヤナセの関係---『FRIDAY』
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る