インド自動車大手で、インド乗用車市場第3位のタタモーターズは9月1日、8月のインド新車販売(輸出も含む)の結果を公表した。総販売台数は7万1826台。前年同月比は12%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
タタのインドでの主力は商用車。8月は4万5142台を販売し、前年同月比は5%増。このうち、LCV(ライトコマーシャルビークル)は3万0461台を占め、前年同月比は16%増と引き続き伸びる。
また、8月のインド乗用車販売は2万2311台。前年同月比は7月の53%増に続く33%の大幅増で、2か月連続で前年実績を上回った。超低価格車の『ナノ』は6507台を売り上げ、前年同月実績に対して5.4倍という高い伸びを示す。
ナノ以外の車種では、『インディゴ』シリーズが3629台にとどまり、前年同月比29%減と2か月ぶりのマイナス。一方、『インディカ』シリーズは、5%増の7591台と2か月連続で増加した。『スモー』『サファリ』『アリア』『ベンチャー』シリーズも、前年同月比38%増の4584台と好調だ。
タタモーターズの2012年4-8月インド新車販売(輸出も含む)は、33万4125台。前年同期比は4%増と、前年実績を上回っている。