日産 リーフの蓄電池をマンションで活用…三井不動産レジデンシャル

エコカー EV
車載蓄電池のマンション活用イメージ
車載蓄電池のマンション活用イメージ 全 2 枚 拡大写真

三井不動産レジデンシャルは9月4日、日産自動車の電気自動車『リーフ』で使われるリチウムイオン電池を分譲マンションとして初めて定置用蓄電池として活用すると発表した。

【画像全2枚】

リーフの車載蓄電池は三井不動産レジデンシャルが今年10月下旬から販売を開始する「パークタワー東雲」(東京都江戸川区)で利用する。マンションの新築当初はリーフ用の新品の車載用電池(4台分、定格容量約96kWh)を使用するが、同電池の更新時には日産と住友商事の合弁会社で車載用リチウムイオン電池の再利用事業を手がけるフォーアールエナジーが、リーフで使用された蓄電池をリユース品として供給する。

マンション用の蓄電池は一定期間で更新する必要があるが、電気自動車用として使用後も高い残存容量がある車載蓄電池を再利用することで、更新コストを削減するとともに資源の有効活用にもつながるとしている。

フォーアールエナジーは太陽光発電とリーフ用リチウムイオン電池を組み合わせた蓄電池システムを開発し、2011年7月から日産本社で実証実験を行っている。今回のマンション向け定置用蓄電池は、「昨年から行っている実証実験の発展形としてマンションの共用部で使われるものとして納入する」と同社では説明している。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  3. 日産、新型SUV『カイト』予告…ブラジルで生産し世界20か国以上に輸出へ
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
  5. 【マツダ CX-5 新型】反対を押し切った「一本のプレスライン」が生み出す妙、「原点回帰」めざしたデザインとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る