北陸新幹線、新型車両…スピード感と精悍さを表現

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北陸新幹線の新型車両
北陸新幹線の新型車両 全 4 枚 拡大写真

JR東日本とJR西日本は、北陸新幹線の金沢開業にむけて共同開発を進めている、新型新幹線車両の概要を発表した。

新型車両は12両編成で、プレミアムブランドである「グランクラス」を導入。また、アクティブサスペンションを搭載し、乗り心地を向上させるほか、バリアフリー設備の充実や客室への電源コンセント設置、全洋式トイレに温水洗浄機能付便座を設置するなど、サービス設備を充実させている。また、ブレーキ力を向上させ制動距離を短縮、地震時の安全対策を高める。なお、北陸新幹線の営業最高速度は260km/hとしている。

エクステリアデザインは、高速で走行するための造形と日本の伝統的な色使い、新幹線が走行する沿線の風景を融合させ、スピード感と精悍さを表現。先頭形状は環境性能を考慮した空気力学的な最適形状とするデザインを採用し、「ワンモーションライン」(シンプルな流線形)とネーミング。カラーリングは、車体上部色を「空色」、車体色を「アイボリーホワイト」、車体中央の帯色を「銅色(カッパー)および空色」としている。

インテリアデザインについては、グランクラスでは、伝統を感じる空間と先進の機能を持つシートが互いを高めあうことで、居心地の良い、ゆとりある空間を演出。グリーン車や普通車も、落ちついた大人の雰囲気が楽しめるデザインとしている。

新型車両の落成時期については、JR東日本では2013年秋に、JR西日本では2014年春に第一編成が落成する予定。

《纐纈敏也@DAYS》

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