8月の米国新車販売、トヨタとホンダは4割以上の大幅増

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トヨタの米国主力車、新型カムリ
トヨタの米国主力車、新型カムリ 全 6 枚 拡大写真

民間調査会社のオートデータ社は9月4日、8月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は128万5202台。前年同月比は7月の8.9%増を上回る19.9%増で、15か月連続で前年実績を上回った。

米国ビッグ3では、首位のGMが24万0520台を販売。前年同月比は10.1%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。シボレーブランドの主力小型セダン、『クルーズ』が、19.1%増の2万5975台と牽引。大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、4%増の3万8295台と2か月ぶりのプラスとなった。

2位のフォードモーターは、19万6749台を販売。前年同月比は12.6%増と、2か月ぶりの前年実績超えだ。今秋に新型投入を控えた『フュージョン』が、21%増の2万1690台と健闘。新型に切り替わった『エスケープ』は、36.8%増の2万8188台と2か月ぶりに前年実績を上回る。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、19.3%増の5万8201台。

クライスラーグループは4位。その販売台数は14万8472台で、前年同月比は14.1%増と29か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、19%増の2万5215台。クライスラーブランドでは、『200』が10%増の1万1997台と、引き続き売れている。

日本メーカーのビッグ3では、3位のトヨタが18万8520台を販売。前年同月比は7月の26.1%増を上回る45.6%の大幅増で、9か月連続で前年実績を上回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、2011年秋に発売した新型が21.6%増の3万6720台と、引き続き好調。『プリウス』も122.4%増の2万1111台と売れた。『カローラ』も、48.1%増の2万4311台と支持された。

5位のホンダは、13万1321台を販売。前年同月比は7月の45.3%増を超える59.5%の大幅増となり、4か月連続で前年実績を上回った。主力車の中では、『アコード』(日本名:『インスパイア』)が89%増の3万4848台と、5か月連続で増加。『CR‐V』も1月に新型を投入した効果で、2万3877台を売り上げ、前年同月比は44.1%増と8か月連続で前年実績を上回った。『シビック』も106%増の2万4897台と、人気を集める。

日産は6位。その販売台数は9万8515台で、前年同月比は7.6%増と、4か月連続で前年実績を上回る。主力の『アルティマ』が、新型が発売された効果で12.5%増の2万5889台と、3か月連続の前年実績超え。小型SUVの『ローグ』も10.1%増の1万2626台と、引き続き好調だ。

《森脇稔》

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