新日本製鐵は、同社開発の新プレス工法による強度980MPa級ハイテンが、スズキ『ワゴンR』のフロントピラーに、軽自動車として初めて採用されたことを発表した。
新日鐵は、フロントピラーやセンターピラーの特徴であるL字・T字形状の部品の加工に適した新プレス工法「NSafe-FORM-LT」を開発。従来、強度590MPa級が限界だったフロントピラーに、強度980MPa級ハイテンの適用を可能とした。
今回、スズキが新日鐵との共同開発の中で導入を検討。新型ワゴンRのフロントピラーにNSafe-FORM-LT工法を採用することを決定した。また、同車のセンターピラーにも同工法が採用され、衝突安全性の向上と軽量化に貢献している。