次世代スマート実験住宅、IHIがWiTricityの非接触充電設備を設置…車両はプジョーの ion

自動車 ビジネス 企業動向
柏の葉実験住宅 次世代スマート2×4 MIDEASに設置された非接触充電設備
柏の葉実験住宅 次世代スマート2×4 MIDEASに設置された非接触充電設備 全 14 枚 拡大写真

9月10日、千葉県柏市の柏の葉キャンパスにて三井不動産および三井ホームが実証実験をおこなうスマートハウス「次世代スマート2×4 MIDEAS(ミディアス)」のプレス向け見学会が開催された。

【画像全14枚】

三井ホームの木造2×4工法を採用しながら、2基のリチウムイオン蓄電池(5.53kWh×2)、7kWの定格出力を持つディーゼルのアシスト電源、地域AEMS(Area Energy Management System)に連携したHEMS(Home Energy Management System)、さらには振動・気象・温湿度照度・耐久性といった住宅機能モニタリングセンサーなど、業界初の設備を多数装備。

カーポートには米国の特許ベンチャーWiTricity(ワイトリシティ)社と技術ライセンス契約を結んでいるIHIが協力し、磁界共鳴式の非接触充電設備を設置している。車両は同じくWiTricityと提携している三菱自動車の『i-MiEV』ではなく、そのOEMであるプジョーの『ion』が置いてあった。ナンバーは付いているがもちろん左ハンドル仕様だ。

非接触充電設備が設置されるのは、実験住宅としても初の事例。採用の経緯について三井ホーム技術企画部の鈴木強氏は、「有線充電は車両を置いたあとに、さらに充電器を差し込んで…という煩わしさがある。非接触であればこの煩雑さがなくなり、使い勝手は大いに向上する。実験としても初の試みなので今回のMIDEASを通じて耐久性や利便性を検証したい」と述べる。

WiTricityの非接触充電技術は、有線接続に比べても遜色のない充電効率を実現できる点が特長で、「3kW以上の電力を、20cm離れて90%以上の効率で給電できる」(IHI技術開発本部電気システム開発部の新妻素直氏)とのこと。また、非接触でも車両側から住宅への給電も可能とのことで、太陽光パネルにより発電した電力を2基の蓄電池とEVで保存しておくことで電力の自給自足がほぼ可能になるという。

また、プジョーの『ion』が検証車両に選ばれた理由については「住宅によって自動車選びの選択肢が狭まってしまうイメージを植え付けるのは良くない」と鈴木氏。また同部技術開発グループの太田啓明氏は「MIDEASは、“暮らし継がれる家”をコンセプトのひとつにしている。車選びもライフステージや家族構成に応じて変化していく。EVの充電設備をとってみても、ある規格や車両に縛られず、柔軟性を持たせて将来にわたって利用できる環境を提案したい」と述べ、敢えて国産メーカーのEVにこだわらなかった理由を説明した。

《北島友和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『プリメーラ』、EVで約20年ぶりに復活…フィリピンモーターショー2026
  2. スズキ、『ジムニー シエラ GOZEL』初公開へ…6月14日「ジムニーサンライト2026」
  3. トヨタ『ランドクルーザー』など、計6車種4万3300台をリコール…メーターが正しく起動しない
  4. ホンダ『シビック』など3万6000台以上をリコール…走行中にエンジン停止のおそれ
  5. ピックアップトラックの荷台に、積載型キャンピングキャビン「INFINITY 01」発表…Moon Star Export
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ホンダ「2026ビジネスアップデート」…次世代HV15車種投入、2029年度営業利益1兆4000億円
  2. ルノーのスポーツEV「5 Turbo 3E」、エクセディのインホイールモーター搭載…555馬力
  3. JFEスチール、スポット溶接安定化技術が国内自動車メーカーの部品に初採用…高強度鋼板の適用拡大に貢献
  4. 中国Desay SV、業界初AIプラットフォーム「EA01U」を日本初公開…人とくるまのテクノロジー展 2026
  5. 【世界主要自動車xEV市場 リスキリング講座】中国編
ランキングをもっと見る