気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2012年9月11日付
●三菱自の優先株一部が普通株に(読売・8面)
●パナソニック2段格下げ(読売・8面)
●震災1年半よみがえれ 大地(朝日・1面)
●TPP「日本抜き」米自動車団体が要望(朝日・5面)
●松下金融相が自殺、自宅で首つった状態(毎日・1面)
●トヨタ過激CM出演、性別超越中世的モデル、スタブさん来日(東京・7面)
●「自転車にナンバー制を」マナー向上狙い都が条例検討(東京・31面)
●ダイハツ、協力会社倍増、部品調達競争促し原価低減(日経・11面)
●インド乗用車販売、スズキ、シェア3割切る、8月暴動響き最低水準に(日経・11面)
ひとくちコメント
放置自転車や運転マナーの向上を図るねらいで、オートバイ同様に自転車にもナンバープレートを装着することを東京都が検討しているという。東京都自転車対策懇談会がナンバープレート表示や購入時のデポジット(預け金)制度の導入を求める提言をまとめたもので、先週朝日が報じたほか、きょうの毎日など各紙も取り上げている。
それによると、都内には約900万台の自転車があり、この1割近くが毎年放置自転車として撤去されているという。
オートバイと似た自転車のナンバー表示について「周囲から容易に識別できるようにすることで、ルールの順守やマナーの向上を図れる」と効果を指摘。利用者全員が確実に参加する厳格な登録制度整備など課題を指摘しつつ、「自転車対策の切り札となる可能性がある以上、積極的に導入に向けて検討すべきだ」と訴えたとしている。
たしかに、放置も含めた自転車のマナー違反は際立つ。私の近所のマンション前の路上にも常時、10台以上が放置されている。マンションの管理会社に聞くと、この春から、入居者にも月1000円の駐輪代を徴収したところ、契約を解除して、路上に放置する人が増えたという。
その道路は小学生の通学路にもなっており、住宅街で車の交通量はそれほどひんぱんではないものの、歩道と区分けした白線内を歩くことも困難な状況である。
身勝手でそんな基本的なマナーを守れないチャリンコ族のためにもナンバープレート制の義務化は抑止力にもなりそうだ。