8月のインド新車販売18.6%減、10か月ぶりのマイナス

自動車 ビジネス 海外マーケット
マルチスズキ・エルティガ(デリーモーターショー12)
マルチスズキ・エルティガ(デリーモーターショー12) 全 3 枚 拡大写真

インド自動車工業会は9月10日、インド国内の8月新車販売の結果をまとめた。乗用車の販売台数は、11万8142台。前年同月比は18.6%減と、10か月ぶりに前年実績を下回った。

乗用車の販売が減少に転じたのは、燃料価格の上昇、金利の高止まり、工場のストライキで生産が落ち込むなどの影響。一方、トラックやバスなど商用車の8月販売は、前年同月比3.9%増の6万6767台と、低成長ながらプラスを維持している。

メーカー別では、インド市場でトップシェアを握るスズキのインド子会社、マルチスズキが8月、インド国内で5万0129台を販売。マネサール工場では7月21日から8月20日までの1か月間、操業を停止した影響で生産台数が減少。前年同月比は35%減と、3か月ぶりに前年実績を割り込んだ。

車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『A-スター』などが、合計で3万1653台を販売。前年同月比は50%減と、3か月ぶりのマイナス。これは、スズキのAセグメント車の主要車種が、マネサール工場製のためだ。

一方、マネサール工場以外で組み立てられるSUVやMPVなど、Bセグメントでは、新型コンパクトMPVの『エルティガ』を4月に投入した効果が出て、合計で6883台を販売。前年同月実績に対して、5倍以上もの伸びを示している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る