村田製作所、150度の高温下で使用可能な自動車向け積層セラミックコンデンサを量産開始

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村田製作所・自動車向け積層セラミックコンデンサ
村田製作所・自動車向け積層セラミックコンデンサ 全 2 枚 拡大写真

村田製作所は、150度で使用可能なX8R特性の自動車向けチップ積層セラミックコンデンサを開発、量産を開始した。

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近年の自動車市場では、高効率化、耐環境性能の向上が重視され、緻密な制御を行うため、電子部品もエンジンやトランスミッションなどの近くに配置されることが多くなってきている。そのため、150度の高温環境下で使用可能なコンデンサの要求が強くなっている。今回量産を開始した新製品は、-55〜150度の範囲で静電容量変化率が±15%であるX8R特性での使用を可能としている。

また、電装化が進む自動車市場では、部品搭載スペースの削減も必要となっており、自動車向け小型品である1005サイズ、1608サイズの需要が高まっている。同社は、新材料の開発により、同サイズの容量を拡大、X8R特性で世界最大容量を実現した。

さらに、外部電極にAgPd電極を採用することで導電性接着剤での実装が可能となり、温度サイクルで問題となるはんだクラックを解消した。

《纐纈敏也@DAYS》

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