IRジャパン、耐圧200Vの車載用3相ゲート駆動ICをサンプル出荷開始

自動車 ビジネス 企業動向
IRジャパン・車載用3相ゲート駆動IC「AUIRS20302S」
IRジャパン・車載用3相ゲート駆動IC「AUIRS20302S」 全 2 枚 拡大写真
インターナショナル・レクティファイアー・ジャパン(IRジャパン)は9月12日、耐圧200Vの車載用3相ゲート駆動IC「AUIRS20302S」のサンプル出荷を開始した。

AUIRS20302Sは、高電圧のエアコン用コンプレッサ、ポンプ、最大600WまでのブラシレスDCモーター駆動、および高電圧モーター駆動など、12V系、24V系、48V系電源システムの車載用途向け。

新製品は、最大200Vで動作し、回路基板電圧が12V系、24V系、48V系の車のプラットフォーム向けに最適化。外付けプリレギュレータを備え、全消費電流が100mAを超えない範囲では、周辺システムの部品にも電源を供給することができる。

また、ハイサイド駆動回路の電源を供給するためにブートストラップ技術を採用。6個のnチャネル・パワーMOSFETやIGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ)を駆動することができる。

さらに、独自の高耐圧IC(HVIC)技術とラッチ耐性を備えたCMOS技術によって、モノリシック構造の耐久性を高めている。

パッケージはワイドボディの28ピンSOP(SOIC)。ハイサイド駆動回路に加えられる最大オフセット電圧は200V。電源電圧、およびハイサイド駆動回路に印加できる電圧の範囲は8V~17Vで低電圧ロックアウト(UVLO)機能付き。出力電流は吐き出し時が0.2A、吸い込み時が0.35A(いずれも標準値)。プリレギュレータ制御、電流検出比較器、フォールト論理も内蔵している。

1万個購入時の単価は1.58米ドル(約124円)からの予定。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  4. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  5. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る