英国の高級車メーカー、ジャガー ランドローバー。同社が英国工場のアップグレードを目的に、大型投資を実行したことが分かった。
今回の投資は、9月7日に発表された新型『レンジローバー』の生産準備として行われたもの。総額3億7000万ポンド(約465億円)を、英国工場に投資。製造ラインの改修や、アルミボディプレス工場の新設、塗装や内装組み立て工程の改良などが行われ、新型レンジローバーの量産に備えられた。
4世代目となるレンジローバーは、世界で最も洗練されたSUVを目指して誕生。世界170か国で販売されるとあって、従来型以上のクオリティが求められる。それだけに、今回の大型投資には、高い生産クオリティの確保という目的も込められる。
また、今回の投資によって、英国内では1000名の雇用を維持。ジャガー ランドローバーのラルフ・スペッツCEOは、「今回の投資により、従来よりも20%軽く、燃費やCO2などの環境性能を22%高めた新型レンジローバーの生産が可能になった」とコメントしている。