【リコール】日産 エクストレイル DE車、遮音材が焼損するおそれ

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改善箇所
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日産自動車は9月13日、『エクストレイル』ディーゼル車の遮音材などに不具合があるとして国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、2008年8月20日~2012年7月30日に製作された1万7861台。

不具合は3か所。

1、ディーゼル車で、エンジンルーム内の遮音材固定方法が不適切なため、ブレーキ配管により遮音材がエンジン側に押され、エンジン過給器の熱により遮音材が焼損するおそれがある。

2、ディーゼル車のDPFエンジン制御コンピュータのPM除去制御が不適切なため、短時間の走行を繰り返した場合、PMが多量に堆積した状態で自動再生が行われてDPFが高温となり、DPFが破損して黒煙が排出されるおそれがある。

3、ディーゼル車の吸気ダクト強度が不足しているため、ダクト固定用のクランプ部に亀裂が発生し、吸入空気、ブローバイガスが漏れ、エンジン警告灯が点灯して加速不良に至るおそれがある。

1については全車両、遮音材を固定するブラケットを追加するとともに、インシュレータの部分焼損、ブレーキ配管の溶損が認められる場合にはインシュレータまたはブレーキ配管を新品と交換する。2については全車両、エンジン制御コンピュータのプログラムを修正するとともに、DPFを点検して損傷のおそれがある場合にはDPFを新品と交換する。3については全車両、ダクトとクランプを対策品と交換する。

不具合発生件数は1が2件、2が15件、3が35件発生しており、市場からの情報で発見した。1により部分焼損事故が2件起きている。

《レスポンス編集部》

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