職務質問の警官をボンネットに乗せたタクシー、蛇行繰り返す

自動車 社会 社会

11日午前3時45分ごろ、東京都港区内の都道で、客待ちをしていたタクシーの運転者に職務質問しようと警官が接近したところ、このタクシーが急発進。警官をボンネットに乗せたまま約700m走行する事件が起きた。警察は運転していた64歳の男を逮捕している。

警視庁・麻布署によると、現場は港区六本木4丁目付近。付近で駐車違反の取締りを行っていた同署の地域課に所属する25歳の巡査長が、客待ちのために路上駐車していたタクシーを発見。運転手に職務質問しようと接近したところ、このタクシーが急発進した。

巡査長はボンネットに飛び乗ったが、タクシーは約700mに渡って蛇行運転と急な加減速を繰り返した。最終的には先回りしていたパトカーに抑止され、運転していた東京都足立区内に在住する64歳の男は公務執行妨害の現行犯で逮捕されている。巡査長にケガはなかった。

現場付近では路肩だけではなく、車線にも並ぶように駐車を行う「二重駐車」が問題となっており、通行を妨害する原因にもなっていることから、同署員は深夜から未明に掛けてこの取締りを行っていた。

調べに対して男は「違反摘発をされたくなかった」などと供述しているが、蛇行を繰り返して巡査長を振り落とす意思があったものとみて、今後は殺人未遂容疑でも調べを進める方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. 旧型Z34『フェアレディZ』用車高調がリニューアル、ブリッツ「DAMPER ZZ-R」シリーズがDSC Plusに対応
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る