11日午前8時ごろ、群馬県片品村内の林道で、方向転換を行っていたワゴン車が路外へ逸脱。斜面を約80m下まで滑落する事故が起きた。クルマは大破し、同乗者1人が死亡。運転者を含む2人が重傷を負っている。
群馬県警・沼田署によると、現場は片品村戸倉付近の林道。一般車両の進入はできない。クルマは送電用鉄塔付近の草刈作業を行うため、他の2台とともに林道へ進入。幅員が広めの場所で方向転換を行っていたところ、そのまま路外へ逸脱。斜面を約80mに渡って滑落した。
クルマは大破。同乗していた30歳の男性が全身を強打。ドクターヘリで病院へ搬送されたが、まもなく死亡。同乗していた55歳の男性が腰などを骨折し、意識不明の重体。運転していた同市内に在住する47歳の男性も骨折などの重傷を負っている。
現場の幅員は約2.5m程度しかないという。警察ではハンドル操作を誤り、滑落したものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。