2012年2月のシカゴモーターショー12でデビューしたホンダの高級車ブランド、アキュラの小型セダン、『ILX』。新型ホンダ『シビック』のアキュラバージョンである同車の高い衝突安全性能が、米国の公的機関によって認められた。
これは米国IIHS(道路安全保険協会)が発表したもの。アキュラILXを、「2012トップセーフティピック」に認定するとアナウンスされたのだ。
IIHSの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、後方32km/hで行う。ダミー人形が受けた傷害レベルに応じて、GOOD(優)、ACCEPTABLE(良)、MARGINAL(可)、POOR(不可)の4段階で評価する。
さらにIIHSでは、追突時のむち打ち確認テストと横転を想定したルーフ強度テストも実施。そして総合評価でGOOD(優)となった車を、「トップセーフティピック」に指定し、高い衝突安全性能を認定している。
アキュラILXのテスト結果は、前面衝突では頭、首、胸、左足へのダメージが最小限で、GOOD(優)評価。ただし、右足への評価だけは、ACCEPTABLE(良)だった。
側面衝突は完璧な結果。運転席と後席ともに、頭、首、胸、足へのダメージが少なく、GOOD(優)評価。ボディの安全構造に関しても、前面衝突/側面衝突ともにGOOD(優)となった。
また、追突時のむち打ち確認テストとルーフ強度テストも、GOOD(優)。その結果、アキュラILXは総合評価が最高のGOOD(優)となり、トップセーフティピックに輝いている。
この結果を受けて、アキュラは「価格やボディサイズを問わず、今後も最高の安全性能を提供していく」とコメントしている。