日本品質保証機構(JQA)は、9月14日、5社に対して道路交通安全マネジメントシステムの国際規格であるISO39001のFDIS(最終国際規格案)に基づく世界初の認証を行ったと発表した。
認証したのは名正運輸、損害保険ジャパン、日本興亜損害保険、インターリスク総研、住友三井オートサービスの5社。
ISO39001は、道路交通事故による死者や重大な負傷者の発生根絶を目的に、組織が取り組むべき要求事項を定めたマネジメントシステム規格。運輸事業者や自社製品を搬送する製造業者、大規模集客施設の運営業者など、道路交通安全にかかわるほぼ全産業を対象としている。
規格は現在、FDIS段階で、11月にはIS(国際規格)として正式に発行される見込み。
JQAはISO/PC241国内審議委員会の委員として当初からISO39001策定に参画し、世界で唯一、ISO39001のDIS(国際規格原案)に基づくパイロット審査を実施してきた。