【EVEX 12】EV用移動急速充電車の登場で、どこでも充電が可能

自動車 ビジネス 企業動向
EVEX2012 モビリティープラスの移動急速充電車
EVEX2012 モビリティープラスの移動急速充電車 全 2 枚 拡大写真

「EVEX(電気自動車開発技術展)2012」が19日、東京ビッグサイトで開幕した。その展示会で今回初披露となった一つが電気自動車(EV)用の移動急速充電車だ。この登場で、走行時に電池切れになっても、心配はいらなくなりそうだ。

製作したのは京都市のベンチャー企業、モビリティープラス。平成18年に設立された同社は、タイヤ交換などの機械などを積んだサービスカーの製作・販売を手掛けてきた。「荷台にまだスペースがあるので、他の機械も積んで多機能にしたら面白いではないかと思い、急速充電器を積むことにしたのです」と三輪智信社長と話す。

そして、完成したのが発電、蓄電、充電の3役をこなすこの車だ。「独自の車両発電システムを搭載しているので、ガソリンがなくなるまで発電し続け、30分ほどでEVをフル充電できます」と三輪社長。

家庭にも電力を供給できるようになっているので、非常用の電源車としても活用できる。また、太陽光や風力といった再生可能エネルギーとの連携も可能とのこと。まさしく画期的な移動急速充電車といえよう。

同社ではロードサービスを展開している業者を中心に販売していき、ゆくゆくは全国でこの車を走らせていきたいという。ちなみに販売価格は1500万円ほどを予定している。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  4. クラシックな雰囲気が人気! ダムドの『ハイゼット/アトレー』向けカスタムボディキットに新作アイテム3点が登場
  5. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る