NEC、新東名高速道路向け交通管制システムを納入…従来比5倍のデータ処理を実現

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新東名高速道路 道路管制センターの大型表示装置
新東名高速道路 道路管制センターの大型表示装置 全 2 枚 拡大写真

NECは、中日本高速道路(NEXCO中日本)へ、今年4月に開通した新東名高速道路向け交通管制システムを納入した。

交通管制システムは、ドライバーの「安全・安心・快適」確保を目的として、道路に設置されたセンサや非常電話からの道路情報等の収集、道路管制センターへの連絡・指示、ドライバーへの交通情報の提供などを行うシステム。

今回納入したシステムは、サーバ能力向上による高速なデータ処理により、従来比約5倍となる約1分ごとに路上センサ情報を収集し、リアルタイムな交通情報の生成を実現。道路管制センターでは、46型×64面および32型×28面の大型表示装置に、現在の道路状況を表示し、管制員による交通情報の共有・確認が可能。また、システムのサーバ設置面積を、従来比約1/10にするとともに、消費電力の大幅削減も実現している。

また、全744か所ある路側のアクセスポイントごとにスイッチ機器を設置するとともに、アクセスポイントとセンサ・非常電話を接続するネットワークを従来のメタル回線から、全て高速な光回線に変更しIP化に対応。道路に設置されたトラフィックカウンターなど、センサからの大量な情報の収集や、非常電話からの緊急連絡に迅速に対応する。

さらに、新東名高速道路/東名高速道路/中央自動車道の交通管制システムのバックアップサイトを遠隔地に構成。大規模災害時には、ネットワークを経由して、各システムをつなぎ合わせることで、メインサイトが利用不能となった場合でも、各路上の設備とバックアップシステムとの通信を可能としている。

《纐纈敏也@DAYS》

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