ランクセス、自社素材を使ったAA等級のコンセプトタイヤを公開

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ランクセスのコンセプトタイヤ
ランクセスのコンセプトタイヤ 全 2 枚 拡大写真

ドイツの特殊化学品メーカーのランクセスは、同社の合成ゴムおよび技術を使用したAA等級のコンセプトタイヤを公開した。

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コンセプトタイヤには、最新のネオジウム触媒ポリブタジエンラバー(Nd-PBR)技術、ソリューション・スチレン・ブタジエンラバー(SSBR)、そしてゴム添加剤を使用。これにより、EUで新たに導入されるタイヤラベリング制度において、転がり抵抗とウェットグリップ性能の両方で「A」等級を獲得。世界で初めて両性能においてA等級を得たタイヤの1つとなるとしている。

Nd-PBRは、タイヤのトレッドとサイドウォールに使用され、タイヤの転がり抵抗の低減と燃費向上を実現。さらに、優れた耐摩耗性を備え、タイヤ寿命の大幅な延長と安全性の向上を図る。SSBRは主にタイヤのトレッドコンパウンドに使用され、転がり抵抗を低減し、ウェットグリップ性能を向上させる。

同社のパフォーマンスブタジエンラバーズビジネスユニットの責任者、ヨアヒム・グルーブは「自社のコンセプトタイヤを開発することは、完成品にランクセスの高性能ソリューションを最適化する上で必須であると確信している。現在、時代はタイヤ設計の時代から、タイヤの性能向上を実現するタイヤ素材の時代へと移行している」とコメントした。

《纐纈敏也@DAYS》

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