アリソン、ダナ、フォールブルックが次世代トランスミッションの開発で戦略的提携

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アリソントランスミッションとダナ・ホールディングス、フォールブルック・テクノロジーズの3社は、乗用車、商用車、特定のオフハイウェイ車両向け高効率トランスミッションの開発・製造で戦略的提携を締結したと発表した。

3社が共同開発する次世代トランスミッションは、燃費の改善、排出の削減、車両全体の性能向上を目的に設計する。

フォールブルックの「NuVinci CVP技術」は、トランスミッション、スーパーチャージャーその他の駆動系を簡素化することで、エンジンをより効率的に稼働させられる。今回の提携で、このCVP技術がアリソンとダナにライセンス供与される。

ライセンス契約を通じ、アリソンは商用車、軍用車、特定のオフハイウェイ車両と非移動型装置を含むアリソンの主力マーケットを対象とした駆動系トランスミッションを開発するため、CVP技術の独占的使用権をフォールブルックから取得する。

今回のライセンスとは別の契約で、ダナはCVP技術関連の独占的ライセンスをフォールブルックから取得している。このCVP技術を活用して、乗用車と特定のオフハイウェイ車を対象としたトランスミッション部品や、その他の先進的な駆動系ソリューションを開発する計画だ。

また、ダナとアリソンは、ダナがCVP技術を使ったトランスミッション部品をアリソンに対して独占的に供給する戦略的提携も検討することで合意している。

ダナは、NuVinci CVP技術を組み込んだ部品を採用したオフハイウェイ車向けトランスミッションを、今後3年から5年以内に全面的な生産を開始する予定。乗用車と商用車への導入は2010年代末までに行う予定。

《レスポンス編集部》

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