クライスラーグループ、PHVの実験を一時中止…電池に欠陥

エコカー EV
ラムがベースのクライスラーグループのPHV実証実験車
ラムがベースのクライスラーグループのPHV実証実験車 全 1 枚 拡大写真

米国の自動車大手、クライスラーグループは9月21日、プラグインハイブリッド車(PHV)の実証実験を一時中止すると発表した。

この実証実験は2011年から、クライスラーグループと米国エネルギー省などが共同で実施していたもの。同社によると、109台のテスト車(大型ピックアップトラックの『ラム』がベース)のうち、3台の二次電池(リチウムイオンバッテリー)に欠陥が見つかったという。

このリチウムイオンバッテリーは、蓄電容量が12.9kWh。実証実験の途中で、オーバーヒートを起こしたため、実験を中止した。このトラブルによる負傷者は、いないとのこと。

クライスラーグループは、リチウムイオンバッテリーに改良を施した上で、実証実験を再開する方針。同社のミハエル・デュハイムEVパワートレイン開発責任者は、「今回の措置は、優れたバッテリーを開発するために決断したもの」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 2人乗りの特別なトヨタ『シエンタ』登場に「日本一周したい」「こういうの欲しかったんだよ」など反響
  2. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  3. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  4. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  5. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る