ヤマハ発動機は、新開発した車いす用電動アシストユニット『JWX-2』を参考出品している。電動アシスト自転車『PAS』の技術を活用して1996年に発売した『JW-II』を全面改良したもので、2013年春からの販売を予定しているという。
JWX-2は左右の駆動輪と専用のバッテリーおよび充電器、取り付け用ブラケットで構成。既存のJW-IIではモーターが車輪の外側に出ていたため一部取り付けできない車いすがあったが、JWX-2ではモーターを車輪のハブ内に収納することで、車いすへの取り付け面がフラットになり、既存品の難点を解消した。
また既存品では手動車いすの操作能力に応じ3タイプのアシスト設定しかなかったが、JWX-2は車いすを使う人の身体状況を測定し個々の症状や使用環境などに合わせてアシスト力や左右のバランスを細かく設定できるアプリケーションソフトを開発、販売店段階で最適設定をできるようにしたのも特徴。