【パリモーターショー12】VWグループ、環境技術と人材教育で自動車世界首位へ本腰

自動車 ニューモデル モーターショー
VWグループ前夜祭のようす。VWグループのマルティン・ヴィンターコルン会長と、新型ゴルフ・ブルーモーション
VWグループ前夜祭のようす。VWグループのマルティン・ヴィンターコルン会長と、新型ゴルフ・ブルーモーション 全 30 枚 拡大写真

パリモーターショー12の開幕を控えた9月26日(現地時間)、パリ市内の会場にてVWグループの前夜祭が行なわれた。グループ傘下の各ブランドが新型車、並びにコンセプトを紹介した。

高級車から大衆車まで、多くのブランドを持つVWグループが全体を通じて印象づけたのは、新型の7代目『ゴルフ』によって強調した環境技術への積極的なアプローチと、欧州危機を背景にした人材育成強化の方針だ。

VWグループのマルティン・ヴィンターコルン会長は、「VWグループにとって欧州は『心臓』である」とし、「若年層の教育は企業の義務である」とした。

車両の紹介ではポルシェから『パナメーラ スポーツツーリスモ』。アウディから『A3 スポーツバック』。セアトは『レオン』。シュコダは『Rapid』、ランボルギーニは次期型の『ガヤルド』、ブガッティは『ヴィテッセ』、ベントレーから『コンチネンタルGT3』を披露した。

さらに今回は、アウディ傘下となったイタリアの二輪メーカー、ドゥカティも前夜祭に登場。新型車2台を紹介した。

最後にヴィンターコルン会長は、VWゴルフ ブルーモーションを「これまでのゴルフの中で一番燃費が良い」という枕詞で紹介。明日の会場には、「これまでのゴルフの中で一番速い」車両が登場すると予告した。

また、ヴィンターコルン会長は、VWグループが1月から8月の間、世界で約800万台を販売しており、HV、EV、PHVといった環境対応のパワートレーンを各種車両にラインアップしていく計画を明言した。さらに「2018年までに最高の自動車メーカーとして顧客満足を追求していく」とした。

《土屋篤司》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  2. 【三菱 デリカミニ 新型】日本のアニメ文化も取り入れた新「ウルルン顔」は可愛いだけじゃない
  3. レクサスの3列大型SUV『TX』、約845万円から…北米初の現地生産PHEVも設定
  4. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  5. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る