クルマを暴走させて5人死傷の事故、高齢の被告に猶予判決

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今年7月、静岡県磐田市内のスーパーマーケット駐車場で軽乗用車を暴走させ、5人を死傷させる事故を起こしたとして、自動車運転過失致死傷罪に問われた84歳の男に対する判決公判が24日、静岡地裁浜松支部で開かれた。裁判所は執行猶予付き判決を命じている。

問題の事故は2012年7月5日の午前11時20分ごろ発生している。磐田市見付付近にあるスーパーマーケット敷地内の駐車場で軽乗用車が暴走。店の入口あたりに突っ込みね64歳の女性が下敷きとなって死亡。58歳と89歳の女性が骨折などの重傷。そのほか男女2人が打撲などの軽傷を負った。

クルマは同市内に在住する84歳の男が運転しており、警察は自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。男は「運転中に意識を失った」と主張していたが、公判で検察側は「駐車スペースを探していた際、左折したところで別のクルマに驚き、運転操作を誤ったことが事故の主因である」としていた。

24日に行われた判決公判で、静岡地裁浜松支部の桜井進裁判官は「被告は的確な運転操作を行う注意義務を怠り、これが事故に結びついた」と指摘した。

その上で裁判官は「被害者に落ち度は無く、被告の過失は大きい」としながらも、「84歳という年齢が事故に影響を与えたことは否定できず、老齢の被告に対して実刑を処す必要性は認められない」として、被告に対して禁錮2年6か月(執行猶予3年)を言い渡している。

《石田真一》

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