【日産 セレナS-HYBRID 試乗】最大のハイライトはさん然と輝くエンブレムの存在!?…青山尚暉

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日産・セレナ S-HYBRID
日産・セレナ S-HYBRID 全 8 枚 拡大写真

日産『セレナ』のスマートシンプルHVと称するS-HYBRIDは、実はこれまでのアイドリングストップ付きセレナのECOモーター式アイドリングストップ機構=ECOモーターがベース。

【画像全8枚】

そのモーターを150Aから200Aまで容量アップし、エネルギー回生量を拡大して補助原動機化。加えてエンジンルーム内にサブバッテリーを追加しただけというごくシンプルなもの。モーター出力は『プリウス』の60kW、ホンダHV勢の10kwに対してわずか1.8kW(従来セレナのアイドリングストップ車は1.0kW)。純粋なHVではなく"ストロング・アイドリングストップ車"と呼ぶのが正しい。

モーターアシストは発進後20km/h程度でCVTがロックアップした直後の約2秒間のみ作動することもある…程度。アシストに過大な期待は禁物だ。

しかし、そのシンプルなシステムのおかげで室内&荷室空間の犠牲は一切なし。また従来車と大きく変わらない価格を実現している(標準車約5万円、ハイウェイスター約10万円高)。

そしてエネルギー回生発電&モーターアシスト、アイドリングストップ時間の拡大、スペシャルエコタイヤ採用などによってクラス最高のJC08モード燃費15.2km/リットル。アイドリングストップを完備したステップワゴンが最高15.0km/リットルだから驚きに値しないが、平成27年度燃費基準+20%を達成し、自動車取得税・重量税はクラス初の免税である!

走りだせばモーターアシストはさすがに気分…程度だが、出足のトルク感は豊かでスムーズだし、特に滑らかで快適さ極まる乗り心地は依然クラスベスト。

アイドリングストップはエアコンONの状態では格別長くはなかったものの、ECOモードをONにすれば超エコ走行(アクセル操作)がごく自然に行えるからうれしい。アクセル開度と連動したメーターの緑ゾーンで走ればいいだけだ。

S-HYBRIDのエンブレムがボディ回りにさん然と輝くとはいえ、セレナS-HYBRIDはもちろん本格HVではない。しかし商品力の高さ、乗り心地の良さ、燃費性能の高さでは間違いなくクラスNo.1だ。

愛犬家にとってもスライドドア、荷室側の両方向から犬を快適に乗せられる点は大いに魅力的。秀逸なシートアレンジ性は、愛犬を乗せる際にも威力を発揮してくれる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★
ペットフレンドリー度:★★★★

青山尚暉|モータージャーナリスト/ドックライフプロデューサー
自動車雑誌編集者を経て、フリーのモータージャーナリストに。自動車専門誌をはじめ、一般誌、ウェブサイト等に執筆。ペット(犬)、海外旅行関連の書籍、ウェブサイト、ペットとドライブ関連のテレビ番組、イベントも手がける。現在、ドッグライフプロデューサーとしての活動も広げている。

《青山尚暉》

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