DNP、紙パンフレットとAR装置を組み合わせたナビシステムを実証実験

自動車 ニューモデル 新型車
左:システム全容、右:テーブル形状の専用装置の拡大
左:システム全容、右:テーブル形状の専用装置の拡大 全 4 枚 拡大写真

 大日本印刷(DNP)は27日、駅や美術館などの公共空間で、パンフレットなどの印刷物を活用して、入場者に施設紹介やルート案内、イベントなど多様な情報を提供するナビゲーションシステムを開発したことを発表した。

 このシステムは、パンフレットなどに印刷されたマーカーやアイコンをカメラで読み取ることで、関連するデジタルコンテンツを表示するAR(拡張現実)の技術を活用したものとなる。利用者はテーブル形状の専用装置の上に施設内にあるパンフレットを開いて置くだけで、印刷されていない最新情報や、現在地から施設内の目的地までのルート案内など、多様な情報を得ることができる。DNPは、2007年からAR技術の研究を進めており、JR東日本研究開発センターフロンティアサービス研究所と共同で、このシステムを開発した。

 今回、JR東日本協力のもと、10月1日~14日の期間、JR大宮駅構内で当システムの実証実験を行う。JR大宮駅構内(「エキュート大宮」コモレビ広場)に専用装置を2台設置し、期間中のイベント情報や施設案内などを提供。DNPとJR東日本の両社は、利用者が情報を入手する際のユーザーインターフェイスや情報サービスとしての有効性を評価し、実用化に向けたシステムの課題や可能性などを検証する。

《冨岡晶@RBB TODAY》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る