9月の米国新車販売、トヨタとホンダは3割以上の大幅増

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トヨタの米国主力車、新型カムリ
トヨタの米国主力車、新型カムリ 全 6 枚 拡大写真

民間調査会社のオートデータ社は10月2日、9月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は119万0289台。前年同月比は13%増で、16か月連続で前年実績を上回った。

米国ビッグ3では、首位のGMが21万0245台を販売。前年同月比は1.5%増と、2か月連続で前年実績を上回った。シボレーブランドの主力小型セダン、『クルーズ』が、42.5%増の2万5787台と牽引。一方、大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、16.6%減の3万6425台と2か月ぶりに前年実績を割り込む。

2位のフォードモーターは、17万5878台を販売。前年同月比は0.6%増と、2か月連続の前年実績超えだ。コンパクトカーの『フォーカス』が、91.4%増の1万9736台と急増。新型に切り替わった『エスケープ』は、14.5%増の2万3148台と2か月連続で前年実績を上回る。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、1.2%増の5万5077台。

クライスラーグループは4位。その販売台数は14万2041台で、前年同月比は11.5%増と30か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、6%増の2万5973台。クライスラーブランドでは、『200』が13%増の9881台と、引き続き売れている。

日本メーカーのビッグ3では、3位のトヨタが17万1910台を販売。前年同月比は8月の45.6%増に次ぐ41.5%の大幅増で、10か月連続で前年実績を上回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、2011年秋に発売した新型が37.8%増の3万4252台と、引き続き好調。『プリウス』も103%増の1万8932台と売れた。『カローラ』も、42.6%増の2万3026台と人気が続く。

5位のホンダは、11万7211台を販売。前年同月比は8月の59.5%増には及ばないものの、30.9%の大幅増となり、5か月連続で前年実績を上回った。主力車の中では、『アコード』(日本名:『インスパイア』)が、9月半ばに新型を発売した効果で、56.6%増の2万9182台と、6か月連続で増加。『CR‐V』も1月に新型を投入した効果で、2万2268台を売り上げ、前年同月比は13.6%増と9か月連続で前年実績を上回った。『シビック』も57%増の2万1546台と、支持を集める。

日産は6位。その販売台数は9万1907台にとどまり、前年同月比は1.1%減と、5か月ぶりに前年実績を下回る。そんな中、主力の『アルティマ』が、新型発売の効果が鈍ったものの、0.4%増の2万4448台と、4か月連続の前年実績超え。小型SUVの『ローグ』も12.7%増の1万2106台と、引き続き好調だ。

《森脇稔》

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