9月のクライスラー米国新車販売、30か月連続で増加

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米国自動車大手、クライスラーグループは10月2日、9月の米国新車販売の結果をまとめた。総販売台数は14万2041台で、9月としては2007年以来の新記録。前年同月比は12%増で、30か月連続で前年実績を上回った。

9月販売の結果をブランド別で見ると、「クライスラー」が前年同月比5%増の2万4850台、「ジープ」が10%増の3万9245台、「ダッジ」が18%増の4万7356台、「ラム」が4%増の2万6414台。4ブランド全てが、前年実績を上回る。

クライスラーブランドでは、ミニバンの『タウン&カントリー』(日本名:『グランドボイジャー』)が、前年同月比2%減の1万0207台と後退。『300』(日本名:『300C』)は、7%増の4762台と堅調。『200』は13%増の9881台と、引き続き売れている。

ジープブランドでは、『グランドチェロキー』が前年同月比19%増の1万2539台と、9月としては過去7年間で、最高の台数を記録。『ラングラー』も、9月としては過去最高の1万2097台を売り上げ、前年同月比は6%増だった。

ダッジブランドでは、『キャラバン』が前年同月比32%増の1万3488台。『アベンジャー』は89%増の8716台と伸びた。新型小型セダンの『ダート』は、5235台と好調な立ち上がり。ラムブランドでは、大型ピックアップトラックの『ラム』が、6%増の2万5973台を販売している。

クライスラーグループの2012年1‐9月米国新車販売は、前年同期比24%増の125万0670台。ダッジブランドのレイ・ビッグランド社長兼CEOは、「現在の記録的な低金利や米国経済の堅調さを考慮すると、米国新車販売の好調は持続するだろう」と語っている。

《森脇稔》

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