韓国ヒュンダイモーターの米国法人、ヒュンダイモーターアメリカは10月2日、9月の米国新車販売の結果をまとめた。9月としては過去最高の6万0025台を販売。7か月連続の6万台超えで、前年同月比は15.3%増と、25か月連続で前年実績を上回った。
乗用車系では、主力中型セダンの『ソナタ』が1万7332台を販売。前年同月比は4.7%減と、2か月連続で前年実績を割り込んだ。この穴を埋めたのが、小型車の『エラントラ』。9月は1万8305台を売り上げ、前年同月比は27.2%増と3か月連続で増加した。これは5ドアハッチバックの『エラントラGT』と、2ドアクーペの投入の効果が大きい。
一方、入門コンパクトカーの『アクセント』は、前年同月比4.7%減の4313台と、2か月ぶりの前年割れ。大型セダンの『アゼーラ』は新型投入により、前年実績の11倍を超える891台を登録する。
また、高級4ドアサルーン&2ドアスポーツクーペの『ジェネシス』は、2013年モデルの発売を控えて、前年同月比11%減の2669台と引き続き減少。新型コンパクトスポーツクーペ、『ベロスター』は前年実績の3.6倍の3020台と人気を集める。
SUV系では、新型を投入した『サンタフェ』が前年同月比18.7%増の7378台と回復。『ツーソン』は22.8%増の4573台と、3か月連続で前年実績を上回った。
ヒュンダイの2012年1-9月米国新車販売は、前年同期比9.5%増の53万9814台。同社のデイブ・ズコフスキー副社長は、「9月の販売結果は非常に心強いもの。第4四半期(10-12月)にも期待できる」とコメントしている。