日本海水、電力事業に本格参入

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エア・ウォーターグループの日本海水は、赤穂工場(兵庫県赤穂市)に発電設備を新設して電力事業に参入すると発表した。

日本海水は、製塩業界のリーディングカンパニーで、年間40万tの塩を生産している。塩事業では、製塩工程で大量の電力を使用するため、発電設備を保有していた。

今回、既存の設備が老朽化したため、発電能力を増強した設備に更新する。これによって自社工場で消費する電力に加え、新たに外販も開始、本格的な電力事業に参入する。

新しい発電設備は再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用するため、燃料を従来の石化燃料(PC炭)から木質バイオマス、天然ガスに転換したバイオ発電・天然ガス発電融合型電力蒸気供給システムを導入する。これによってCO2排出量がほとんどなくなり、赤穂市全体の発生量は約4%削減できる。バイオマス発電設備の最大発電出力は1万6530kW、天然ガス発電設備の最大発電出力は7700kW。

バイオ発電・天然ガス発電融合型設備の導入でNOx、SOxの排出量削減や重油レスによる一般危険物取扱の指定解除、再生可能エネルギーによる電力供給が可能となるなど、環境改善に大きく寄与する。関西地区の電力不足にも貢献する。

2015年1月から稼働を開始する予定。

《レスポンス編集部》

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