破産アルテガを独企業が買収…スポーツカー生産予定なし

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アルテガ・アルテガGT
アルテガ・アルテガGT 全 3 枚 拡大写真

2012年6月末、破産を申請したドイツの新興スポーツカーメーカー、アルテガ社。同社が、ドイツの大手自動車部品メーカーに買収されたことが分かった。

これは9月26日、ドイツのパラゴン(paragon)社が発表したもの。10月1日をもって、アルテガ社の経営を、パラゴン社が引き継ぐことがアナウンスされたのだ。

アルテガ社は2006年、ドイツに設立された新しいスポーツカーメーカー。2007年、フランクフルトモーターショーで『アルテガGT』を発表し、スポーツカーメーカーとして名乗りを上げていた。

しかし最近になって、資金繰りが悪化。2012年6月末、ドイツ中西部のパーダーボルンの地方裁判所に、破産申請の手続きを行った。その後、2012年9月には、アルテガの本拠地のデルブリュック市などからの資金援助が決定。「事業運営を継続する」という声明を発表していた矢先の買収劇だ。

気になるのは、アルテガの今後。アルテガGTの生産は、9月30日をもって終了しており、アルテガを買収したパラゴンは、「スポーツカーの生産を再開する予定はない」と説明。さらに、「アルテガのテクノロジーや人員を、電動モビリティ技術などの開発推進に役立てていく」とコメントしている。

《森脇稔》

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