小型衛星RAIKO、国際宇宙ステーションから宇宙空間に放出

自動車 ビジネス 企業動向
宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機
宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機 全 2 枚 拡大写真

東北大学は、国際宇宙ステーション(ISS)からの小型衛星放出実証ミッションに採択された超小型衛星「RAIKO」が、ISSに滞在中の星出彰彦宇宙飛行士が操作するロボットアームによって、10月4日23時37分(日本時間)に宇宙空間に放出されたことを発表した。

同ミッションは、従来はロケットで軌道上に運ばれている人工衛星を、ISSの「きぼう」日本実験棟から船外に直接放出して軌道に乗せるという、世界初の試み。

RAIKOは、和歌山大学が代表機関となった文部科学省超小型衛星研究開発事業で開発される一連の衛星に対する先駆的な位置付けとして、和歌山大学と東北大学が連携して製作・試験・運用を行う衛星。2012年6月25日に製作を完了。宇宙航空研究開発機構(JAXA)に引渡した後、7月21日に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた宇宙ステーション補給機「こうのとり」3号機(HTV-3)によってISSへ運ばれ、放出に向けた準備が進められていた。

衛星運用期間中(半年~1年程度を想定)は、魚眼カメラによる地球撮像など、一連のミッションを実施。最後は、膜展開による軌道降下によって大気圏に突入し、燃え尽きる予定。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  5. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る