ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)のアラン・ハリス社長は10月5日、就任後初めて会見し、「輸入車プレミアムセグメントでナンバーワンのポジションを維持していきたい」との考えを示した。
ハリス社長は「新社長としていくつかの望みをもっています。BMWブランドでは輸入車プレミアムセグメントでナンバーワンのポジションを維持していきたいし、またMINIブランドをさらに成長させたいと思う」と述べた。
具体的な数値目標は示さなかった。日本自動車輸入組合が10月4日発表した2012年度上半期の販売実績によると、BMWは前年同期比17%増の2万46台で、シェアはフォルクスワーゲンに次ぐ2位。MINIは同1.6%減の7778台で7位となっている。
さらに「日本の消費者は本当に厳しいと聞いているので、きちんとニーズにあった製品をお届けしていきたい。例えば日本へのBMWのベスト・オファリングの一部が(サブブランド)「BMW i」の製品であり、これを日本にもってくることも計画に含まれています」と説明した。
アラン・ハリス社長は10月1日付けで就任。ハリス社長によると「今週月曜日(10月1日)に東京に到着した」という。「私はBMWグループで25年のベテラン。アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、そして米国での勤務経験を持っています。最近はドイツの本社にいました」と経歴を紹介。また「日本にくるのは非常に光栄で、この数年間を大変楽しみにしています」とリップサービスも忘れなかった。