日産山内常務「災害時の生産再開は2週間で」

自動車 ビジネス 企業動向
日産自動車九州、生産ライン
日産自動車九州、生産ライン 全 4 枚 拡大写真

日産自動車の購買部門を担当する山内康裕常務執行役員は、大災害時などにおける部品調達のリスク管理について、同社の工場の稼動再開が2週間でできる体制づくりを進めていると、明らかにした。

山内常務は、10月15日に横浜市のグローバル本社で、同社の「モノづくり」に関して記者会見し、東日本大震災後に取り組んでいるBCP(事業継続経過計画)の強化策などを説明した。自社工場の生産再開は、被害状況にもよるが「基本的な考え方として2週間」を掲げた。

これを実現するには、同社とサプライヤーの在庫などを勘案すると、サプライヤーには「4週間以内で当社へのモノの供給を再開してもらえばよい」という。このため、取引先には「4週間」でのサプライチェーンの修復を目標とする取り組みを要請している。また、山内常務は、部品発注のリスクヘッジに関連し、「1社で複数の生産拠点をもっている場合は、必ずしも2社への並行発注にする必要はない」との考えも示した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 下請法が「取適法」に…2026年1月施行の改正ポイントは?
  2. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  3. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  4. ジープ『グラディエーター』、カナダで約120万円値下げ…2026年型を年内発売へ
  5. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る