プラグインハイブリッド(PHV)スポーツカーの『カルマ』を、欧米で販売中の米国フィスカーオートモーティブ。同社のPHV第2弾、『アトランティック』の発売が延期されることが判明した。
これは10月15日、フィスカーオートモーティブが開催した投資家向けのプレゼンテーションの場で明らかにされたもの。アトランティックの量産開始は、当初予定より2年遅れ、2014年の後半から2015年初頭になると告げられたのだ。
アトランティックは2012年4月、ニューヨークモーターショー12でプロトタイプを初公開。カルマよりもひと回りコンパクトなボディを持った4ドアスポーツセダンだ。
カルマ同様、アトランティックも基本はモーターで走行するEV。EVモードでの最大航続可能距離は約80kmだ。バッテリー残量が少なくなると、発電専用エンジンとして、BMWから調達する直列4気筒ガソリンターボが始動。最大航続可能距離は400kmへ延びる。
今回の発売延期の理由は明かされていない。カルマよりも安い6万ドル(約470万円)での発売を目指すアトランティックだが、部品調達に関して、サプライヤーとの交渉が難航しているとの見方もある。